「オキシクリーンって酸素系漂白剤と何が違うの?」「そもそも漂白剤ってどれを選べばいいの?」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
ドラッグストアの洗剤コーナーに行くと、さまざまな種類の漂白剤が並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。今回は、話題のオキシクリーンと酸素系漂白剤の関係、そして他の漂白剤との違いについて詳しく解説していきます。
オキシクリーンとは?
オキシクリーン(OxiClean)は、アメリカ生まれの酸素系漂白剤のブランド名です。日本ではコストコで販売されているアメリカ版と、日本の株式会社グラフィコが販売している日本版の2種類が主に流通しています。
ここで重要なポイントがあります。オキシクリーンは「酸素系漂白剤」という大きなカテゴリーに属する製品のひとつなのです。つまり、オキシクリーン=酸素系漂白剤ではなく、オキシクリーンは酸素系漂白剤の一種ということになります。
iPhone がスマートフォンの一種であるように、オキシクリーンも酸素系漂白剤というジャンルの中の一つのブランドというわけですね。
酸素系漂白剤とは?
酸素系漂白剤は、主成分として過炭酸ナトリウム(炭酸ナトリウム過酸化水素化物)を使用した漂白剤です。水に溶かすと酸素が発生し、その酸化作用によって汚れを分解・漂白します。
酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプの2種類があります。
粉末タイプ(過炭酸ナトリウム)
- 主成分:過炭酸ナトリウム
- 液性:弱アルカリ性
- 特徴:40〜60度のお湯で効果を発揮
液体タイプ(過酸化水素)
- 主成分:過酸化水素
- 液性:弱酸性
- 特徴:常温でも使いやすい
オキシクリーンは粉末タイプの酸素系漂白剤に分類されます。日本で販売されている他の酸素系漂白剤としては、シャボン玉石けんの「酸素系漂白剤」、花王の「ワイドハイター クリアヒーロー」などがあります。
漂白剤の種類と特徴
漂白剤は大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. 塩素系漂白剤
主成分:次亜塩素酸ナトリウム
塩素系漂白剤は、最も漂白力が強いタイプです。キッチンハイターやカビキラーなどが代表的な製品です。
メリット
- 非常に強い漂白・殺菌効果がある
- カビや頑固な汚れに効果的
- 常温でも効果を発揮する
デメリット
- 色柄物には使用できない(色落ちする)
- 独特の刺激臭がある
- 素材を傷める可能性がある
- 酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する
使用に適した場面
- 白い衣類の漂白
- キッチンの除菌・漂白
- 浴室のカビ取り
- トイレの掃除
2. 酸素系漂白剤
主成分:過炭酸ナトリウム(粉末)または過酸化水素(液体)
酸素系漂白剤は、塩素系に比べて穏やかな漂白力を持ちます。オキシクリーン、ワイドハイター、シャボン玉酸素系漂白剤などが代表的です。
メリット
- 色柄物にも使用できる
- ツンとした刺激臭がない
- 素材への負担が少ない
- 環境にやさしい
デメリット
- 塩素系に比べると漂白力が劣る
- 粉末タイプはお湯が必要
- 完全な殺菌効果は期待しにくい
使用に適した場面
- 色柄物の衣類の漂白
- 普段の洗濯での漂白補助
- 食器やまな板の除菌
- 洗濯槽の掃除
3. 還元系漂白剤
主成分:二酸化チオ尿素やハイドロサルファイト
還元系漂白剤は、酸化とは逆の「還元反応」を利用して漂白します。ハイドロハイターなどが代表的な製品です。
メリット
- 鉄サビや赤土の汚れに効果的
- 塩素系漂白剤による黄ばみを落とせる
- 白い衣類の変色回復に使える
デメリット
- 使用できる素材が限られる
- 色柄物には使用できない
- 入手しにくい場合がある
使用に適した場面
- 鉄サビ汚れの除去
- 塩素焼けした衣類の回復
- 白衣やワイシャツの黄ばみ取り
オキシクリーンと他の酸素系漂白剤の違い
同じ酸素系漂白剤でも、オキシクリーンと他の製品には違いがあります。
アメリカ版オキシクリーンの特徴
- 界面活性剤が含まれている
- 泡立ちが良い
- 洗浄力が高め
日本版オキシクリーンの特徴
- 界面活性剤が含まれていない
- 泡立ちが少ない
- よりシンプルな成分構成
他の酸素系漂白剤(純粋な過炭酸ナトリウム製品)
- 添加物が少ない
- 環境への負荷が低い
- 価格が安いものが多い
つまり、漂白効果の基本原理は同じですが、配合されている添加物によって使用感や洗浄力に差が出てきます。
漂白剤の共通点
すべての漂白剤に共通するポイントもあります。
共通点1:汚れを化学反応で分解する
塩素系は酸化反応、還元系は還元反応、酸素系は穏やかな酸化反応を利用していますが、いずれも化学反応によって汚れの色素を分解します。
共通点2:使用上の注意が必要
どの漂白剤も、使用方法を誤ると素材を傷めたり、肌荒れの原因になったりします。必ず使用説明書を確認し、適切な濃度・時間で使用することが大切です。
共通点3:保管方法に注意が必要
いずれも直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管する必要があります。特に粉末タイプは湿気を吸うと効果が低下します。
用途別おすすめの漂白剤
最後に、用途別におすすめの漂白剤をまとめてみましょう。
普段の洗濯に使いたい場合 → 酸素系漂白剤(液体タイプ)がおすすめ。毎日の洗濯に手軽に使えます。
つけ置き洗いをしたい場合 → 酸素系漂白剤(粉末タイプ)がおすすめ。オキシクリーンなどが最適です。
白い衣類の黄ばみを取りたい場合 → 塩素系漂白剤、または還元系漂白剤がおすすめ。
カビを取りたい場合 → 塩素系漂白剤がおすすめ。強力な殺菌効果があります。
色柄物の汚れを落としたい場合 → 酸素系漂白剤一択。色落ちの心配がありません。
洗濯槽の掃除をしたい場合 → 酸素系漂白剤(粉末タイプ)がおすすめ。汚れを浮かせて落とします。
まとめ
オキシクリーンは酸素系漂白剤の一種であり、酸素系漂白剤というカテゴリーの中の一ブランドです。漂白剤には塩素系、酸素系、還元系の3種類があり、それぞれに得意分野があります。
漂白剤選びのポイントは以下の3つです。
- 漂白したいものの素材や色を確認する
- 落としたい汚れの種類を把握する
- 使用環境(換気、お湯の使用可否など)を考慮する
これらを踏まえて、適切な漂白剤を選ぶことで、効果的に汚れを落とすことができます。ぜひ今回の内容を参考に、お掃除や洗濯に役立ててくださいね。
漂白剤を正しく使いこなして、清潔で気持ちの良い暮らしを実現しましょう!


