コンビニコーヒーが大きな転換期を迎えています。2025年から2026年にかけて、各社が相次いで価格改定やマシン刷新を実施し、コンビニコーヒー市場は新たなステージへ。
今回は、最新情報をもとに、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップの主要4社のコーヒーを徹底比較します。値上げ後の価格や、新マシンで何が変わったのか、あなたに最適な一杯を見つけるためのガイドです。
セブン-イレブン「セブンカフェ」:安定の王者、新技術「水素焙煎」で進化
2025年の大きな変化
2025年7月、セブンカフェは3度目の価格改定を実施しました。コーヒー豆の国際価格高騰を受けた措置で、レギュラーサイズは120円から140円へ、ラージサイズは180円から220円へと値上げされています。
しかし、単なる値上げではありません。2025年10月に導入された「水素焙煎コーヒー」は、セブンカフェの新たな看板商品として注目を集めています。水素を活用した焙煎技術により、雑味を極限まで抑え、クリアな味わいを実現。冷めても美味しいと評判で、SNSでは「歴代No.1の美味しさ」との声も。
最新価格(2025年7月改定後)
- ホットコーヒーR:140円(税込)
- ホットコーヒーL:220円(税込)
- アイスコーヒーR:140円(税込)
- アイスコーヒーL:250円(税込)
- ホットカフェラテR:220円(税込)
- アイスカフェラテR:270円(税込)
- 水素焙煎コーヒー:160円(税込)
味わいの特徴
セブンカフェの強みは、何といっても安定した品質です。厳選されたアラビカ豆100%を使用し、中深煎りで香ばしさとコクを引き出しています。苦味と酸味のバランスが絶妙で、誰が飲んでも「美味しい」と感じられる味わい。
さらに、「軽め」「ふつう」「濃いめ」の3段階から好みの濃さを選べる機能も健在です。同じ豆でも抽出方法を変えることで、自分好みにカスタマイズできるのは大きな魅力です。
2026年の注目ポイント
セブンカフェは、全国2万1000店舗以上という圧倒的な店舗網が強み。どこでも同じ品質のコーヒーが飲めるという安心感は、他社には真似できません。また、季節限定メニューやキャンペーンも積極的で、2026年も新しい展開が期待されています。
ファミリーマート「ファミマカフェ」:革新の新型マシンで業界No.1を目指す
2025年の大革新
ファミマカフェが2025年6月から導入を開始した新型コーヒーマシンは、コンビニ業界を震撼させました。約7年ぶりの刷新となるこのマシンの最大の特徴は、業界初となる「9段階の挽き目調整機能」です。
従来は1段階だった挽き目を9段階に細分化することで、メニューごとに最適な粒度でコーヒーを抽出。世界No.1バリスタの粕谷哲氏が監修し、各メニューに最適な設定がプログラムされています。
この新マシンにより、提供メニューは従来の16種類から34種類へと倍増。コーヒーの濃さを「軽め」「普通」「濃いめ」から選べるほか、カフェラテも「レギュラー」「ミルクリッチ」「コーヒーリッチ」の3タイプから選択可能になりました。
最新価格(2025年5月改定後)
- ブレンドコーヒーS:145円(税込)
- ブレンドコーヒーM:220円(税込)
- ブレンドコーヒーL:240円(税込)
- アイスコーヒーM:220円(税込)
- カフェラテM:220円(税込)
- アイスモカブレンド:220円(税込)
味わいの進化
新マシンでは、豆全体にお湯が均一にかかる抽出機構を開発。粕谷氏のハンドドリップを再現することで、より本格的な味わいを実現しています。
特に注目すべきは「アイスモカブレンド」です。2025年にモンドセレクション優秀品質金賞を受賞し、コンビニカウンターコーヒーとして史上初の快挙を達成。エチオピア産のモカ豆を使用した華やかな香りと、すっきりとした後味が特徴です。
2026年春の完全導入完了へ
新型マシンは2026年6月を目途に全国約16,000店舗への導入が完了予定。現在(2026年1月時点)で約10,000店舗に設置済みです。新マシン設置店では、タッチパネル式の操作画面が目印。従来のボタン式とは一線を画す、スタイリッシュなデザインも魅力です。
また、ファミマ独自のフレーバーシュガー(キャラメル、バニラ、ヘーゼルナッツ、シナモン)が無料で使えるのも嬉しいポイント。自分だけのカスタマイズを楽しめます。
ローソン「マチカフェ」:猿田彦珈琲監修の洗練された味わい
2025年の価格改定
ローソンも2025年7月1日に価格改定を実施。約10%の値上げとなり、Sサイズは140円から160円へと引き上げられました。
しかし、マチカフェの強みは価格よりも「質」にあります。猿田彦珈琲のバリスタと共同開発した豆は、フルーティーな香りと爽やかな酸味が特徴。コンビニコーヒーの中でも特に「カフェに近い味わい」として評価されています。
最新価格(2025年7月改定後)
- コーヒーS:160円(税込)
- コーヒーM:230円(税込)
- コーヒーL:280円(税込)
- コーヒーメガ:380円(税込)
- アイスコーヒーM:260円(税込)
- カフェラテM:280円(税込)
味わいの特徴
マチカフェは、4カ国の指定農園から厳選したアラビカ種を使用。エスプレッソマシンで抽出することで、豆本来の味わいを引き出しています。
浅煎りから中煎りの豆をブレンドすることで、華やかな香りとフルーティーな酸味を実現。雑味が少なく、後味がすっきりしているのが特徴です。深煎りの力強い味わいが好きな方には物足りないかもしれませんが、コーヒーの風味をじっくり味わいたい方には最適です。
また、コーヒーとカフェラテは「濃いめ」「ふつう」「軽め」の3段階から濃さを選択可能。カフェラテで濃さを選べるのは、コンビニコーヒーでは珍しいサービスです。
店員がハンドドリップする特別感
マチカフェの大きな特徴は、店員がハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れてくれる点です(セルフマシン店舗を除く)。黒いエプロンをした「ファンタジスタ」と呼ばれる最高においしいコーヒーを提供できるスタッフがいる店舗もあり、コンビニでありながらバリスタの技術を感じられます。
2026年の新展開
2025年末から2026年にかけて、マチカフェは季節限定メニューを積極的に展開。宇治抹茶ラテ、ほうじ茶ラテ、ロイヤルミルクティーなど、コーヒー以外のメニューも充実。また、フラッペシリーズも通年販売され、若者を中心に人気を集めています。
ミニストップ「MINISTOP CAFÉ」:北海道産牛乳のカフェラテが光る
2024年のリニューアル
ミニストップは2024年10月にコーヒーをリニューアル。他の3社と比べると店舗数は少ないものの、独自の魅力で根強いファンを獲得しています。
最新価格(2024年10月改定後)
- ホットコーヒーS:140円(税込)
- ホットコーヒーM:220円(税込)
- アイスコーヒーS:150円(税込)
- アイスコーヒーM:250円(税込)
- アイスコーヒーL:300円(税込)
- カフェラテ:280円(税込)
味わいの特徴
ミニストップのコーヒーは、タンザニア・ブラジル・コロンビア各生産国の最高等級豆アラビカ豆のみを使用。芳醇な香りが特徴の「キリマンジャロ」をブレンドし、優しい口当たりとすっきりとした後味を実現しています。
「アフターミックス製法」を採用し、コーヒー豆の特徴に合わせて焙煎時間、焙煎度合いを調節してからブレンド。時間が経過してもおいしさが持続するのが強みです。
カフェラテの魅力
ミニストップの真骨頂は、こだわりの「北海道産特選牛乳」を使用したカフェラテです。濃厚でミルキーな味わいが特徴で、温めた牛乳の自然な甘みとコーヒーのコクが絶妙にマッチ。アイスでも牛乳の甘みがしっかり感じられます。
ソフトクリームとのコラボ
ミニストップといえば、言わずと知れたソフトクリームの名店。コーヒーとソフトクリームを組み合わせて、コーヒーフロートやアフォガート風に楽しむのもおすすめです。他のコンビニでは味わえない、ミニストップならではの楽しみ方です。
プレミアムライン
2025年2月からは「プレミアムコーヒー グアテマラ100%」も登場。ホット170円、アイス180円と通常より30〜40円高めですが、フルーティーな酸味と甘いコクが特徴の本格的な味わいが楽しめます。
2026年最新価格比較表
ホットコーヒー(Sサイズ/Rサイズ)
- セブンカフェ:140円
- ファミマカフェ:145円
- マチカフェ:160円
- ミニストップ:140円
ホットコーヒー(M/Lサイズ)
- セブンカフェ(L):220円
- ファミマカフェ(M):220円
- マチカフェ(M):230円
- ミニストップ(M):220円
アイスコーヒー(Sサイズ/Rサイズ)
- セブンカフェ:140円
- ファミマカフェ:-(Mサイズから)
- マチカフェ:-(Mサイズから)
- ミニストップ:150円
カフェラテ(M/Rサイズ)
- セブンカフェ(R):220円
- ファミマカフェ(M):220円
- マチカフェ(M):280円
- ミニストップ:280円
味わいの違いを徹底分析
焙煎度合いと味の傾向
- セブンカフェ:中深煎り。バランス型で万人受けする味わい。苦味と酸味のバランスが良く、クセがない。
- ファミマカフェ:中深煎り〜深煎り。しっかりとした苦味とコク。力強い味わいで満足感が高い。
- マチカフェ:浅煎り〜中煎り。フルーティーで香り高い。爽やかな酸味が特徴的で洗練された味わい。
- ミニストップ:中煎り。優しい口当たりとすっきりとした後味。バランスが良く飲みやすい。
香りの特徴
2025年から2026年にかけての各社の取り組みで、特に「香り」への注力が目立ちます。
ファミマの新マシンは9段階の挽き目調整により、豆本来の香りを最大限に引き出すことに成功。特に淹れたての香りの立ち方は、従来機と明確な差があります。
ローソンは猿田彦珈琲監修の豆により、フルーティーな香りが際立ちます。柑橘系やベリー系のニュアンスを感じられる複雑な香りは、コンビニコーヒーの枠を超えた完成度です。
セブンカフェの水素焙煎コーヒーは、雑味のないクリアな香り。従来のコーヒーとは一線を画す、洗練された香りが特徴です。
コスパの比較
価格だけで見ると、セブンカフェとミニストップのRサイズ140円が最安値。しかし、コスパは単純に価格だけでは測れません。
ファミマカフェは145円でありながら、新マシンによる34種類のバリエーション、無料のフレーバーシュガー、濃さ調整など、カスタマイズ性が高いのが魅力。実質的なコスパは非常に高いと言えます。
ローソンのメガサイズ(500ml)は380円と一見高く見えますが、容量を考えるとむしろお得。たっぷり飲みたい方には最適です。
シーン別おすすめコンビニコーヒー
朝の通勤・通学時
おすすめ:セブンカフェ、ファミマカフェ 朝は確実に美味しいコーヒーを飲みたいもの。セブンカフェの安定した品質や、ファミマカフェの力強い味わいがぴったり。新マシン導入店なら「濃いめ」を選んで、目覚めの一杯に。
午後のブレイクタイム
おすすめ:マチカフェ、ミニストップ 午後はリラックスしながら、じっくり味わいたい。マチカフェのフルーティーな香りや、ミニストップの優しい味わいが最適。ミニストップならソフトクリームと組み合わせて贅沢なおやつタイムに。
仕事・勉強のお供
おすすめ:セブンカフェ、ファミマカフェ 長時間の作業には、飲み飽きない味わいが重要。セブンカフェのバランスの良さや、ファミマカフェのコスパの高さが活躍します。Lサイズやメガサイズでたっぷり確保するのも良いでしょう。
カフェ気分を味わいたい時
おすすめ:マチカフェ ちょっとした気分転換に。おしゃれなカップデザインと洗練された味わいのマチカフェなら、コンビニでありながらカフェ気分が楽しめます。店員が淹れてくれる特別感も◎。
コスパ重視
おすすめ:セブンカフェR、ミニストップS とにかく安く美味しいコーヒーを。140円で買える2社が最有力候補です。セブンカフェは全国どこでも同じ品質が保証され、ミニストップは穴場的な美味しさです。
新しい体験を求める方
おすすめ:ファミマカフェ(新マシン導入店) 34種類のメニューから選べる新マシンは、毎回違う楽しみ方ができます。「今日はミルクリッチのカフェラテ」「明日は濃いめのブレンド」と、気分に合わせて選ぶ楽しさは他にはありません。
2026年のコンビニコーヒー市場の動向
価格高騰の背景
2025年から2026年にかけて、コンビニコーヒーの価格は全体的に上昇しました。背景には、コーヒー豆の国際価格の高騰があります。
気候変動や天候不順による生産量の減少、コーヒー市場の拡大に伴う消費量の増加などが重なり、2025年2月のコーヒー豆価格は1ポンドあたり約535円と過去最高を記録。特にアラビカ種やコロンビア産の豆は前月比15%以上の上昇を示しました。
各社とも価格維持に努めてきましたが、品質を保ちながらサービスを継続するためには、やむを得ない値上げとなりました。
質への投資
しかし、単なる値上げではなく、各社とも「質の向上」に大きく投資しています。
ファミマの新マシン導入には総額200億円以上が投じられました。これは単なる機械の更新ではなく、「業界No.1のおいしさ」を目指すための戦略的投資です。
セブンは水素焙煎という新技術の開発に注力。ローソンは猿田彦珈琲との共同開発を深化させています。
価格は上がりましたが、それ以上に品質が向上しており、2026年のコンビニコーヒーは「より本格的」「より専門店に近い」ものへと進化しています。
サステナビリティへの取り組み
各社とも、サステナビリティへの配慮も強化しています。
ファミマはレインフォレスト・アライアンス認証農園の豆を使用し、エチオピアのこどもたちへの教育支援活動も実施。ミニストップはフェアトレードコーヒーを一部店舗で提供しています。
2026年は、「美味しさ」だけでなく「社会的責任」も重視される時代。コンビニコーヒーを選ぶことが、生産者支援につながるという意識も広がっています。
お得に楽しむ方法
アプリ・クーポンの活用
各社ともアプリでお得なクーポンを配信しています。
- セブンイレブンアプリ:10杯購入で1杯無料クーポンなどのキャンペーンを定期的に実施
- ファミペイ:ファミマカフェの割引クーポンが頻繁に配信される
- ローソンアプリ:マチカフェプラスのスタンプカード(10杯で1杯無料)
タンブラー持参
ローソンではタンブラー持参で10円引き(一部店舗を除く)。環境にも優しく、お得にコーヒーが楽しめます。
回数券・定期券
一部店舗では回数券を販売していることも。よく利用する店舗があれば、確認してみる価値があります。
キャンペーン期間を狙う
各社とも定期的にキャンペーンを実施。新商品発売時や季節の変わり目などは、お得なキャンペーンが多いのでチェックしてみましょう。
まとめ
2025年から2026年にかけて、コンビニコーヒー市場は大きな転換期を迎えました。価格は上昇しましたが、それ以上に各社の個性が際立ち、選択肢が広がりました。
- セブンカフェは、全国どこでも安定した品質で「間違いない一杯」を提供。水素焙煎コーヒーという新たな選択肢も加わり、さらなる進化を遂げています。
- ファミマカフェは、新マシン導入により「カスタマイズの楽しさ」と「本格的な味わい」を両立。34種類のメニューから選べる楽しさは、他にはない魅力です。2026年春には全店導入完了予定で、今後さらに注目度が高まるでしょう。
- マチカフェは、猿田彦珈琲監修の洗練された味わいで「カフェに最も近いコンビニコーヒー」として確固たる地位を築いています。フルーティーな香りと丁寧な接客が、ちょっとした贅沢感を演出してくれます。
- ミニストップは、店舗数こそ少ないものの、北海道産牛乳を使用したカフェラテやソフトクリームとの組み合わせなど、独自の魅力で根強いファンを獲得。見つけたら試してみる価値があります。
価格だけで選ぶのではなく、その時の気分やシーン、自分の好みに合わせて選ぶことで、コンビニコーヒーライフはより豊かになります。
2026年のコンビニコーヒーは、もはや「コンビニだから」という妥協の選択肢ではありません。それぞれが本格的な味わいを追求し、専門店にも劣らないクオリティを実現しています。
ぜひこの記事を参考に、あなたのお気に入りの一杯を見つけてください。そして、時には違うコンビニのコーヒーも試してみてください。それぞれの個性を楽しむことが、2026年のコンビニコーヒーの醍醐味です。
毎日の生活に、美味しいコーヒーブレイクを!


